ART
フェルメールの名画が14年ぶり来日 ミッフィーも「真珠の耳飾り」姿に
オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75年)の傑作『真珠の耳飾りの少女』が14年ぶりに来日。8月21日から大阪中之島美術館(大阪市北区)で開かれる展覧会『フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日』では、17世紀オランダ絵画の名品12点を展示。8月20日に開かれたメディア内覧会には、公式アンバサダーのミッフィーが登場、真珠の耳飾りの少女に扮(ふん)した姿で会場を盛り上げました。
■惹きつけられるまなざし

メディア内覧会で行われた記者会見
今回の来日は、同作を所蔵するマウリッツハイス美術館(オランダ・ハーグ)の改修工事に伴う臨時休館によって実現しました。作品の館外貸し出しは原則として行われておらず、次に日本で公開される時期は未定です。同館のマルティネ・ゴッセリンク館長は「この『少女』の旅は、おそらく最後となるであろう特別な機会です」と話していました。
1665年ごろに描かれた同作は、半開きの唇と輝く瞳、大きな真珠の耳飾りが印象的です。特定の人物を描いた肖像画ではなく、人物の特徴や表情を表現する「トローニー」と呼ばれるジャンルに属します。ゴッセリンク館長は「恋人に見つめられるようなまなざしで、まっすぐこちらを見つめてくるところ」が魅力だと語ります。
■「青いターバン」から世界的名画へ

ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》(1665頃、マウリッツハイス美術館)
1984年の初来日時のタイトルは『青いターバンの少女』でした。その後、小説や映画の題名を通じて『真珠の耳飾りの少女』の名が広まり、2012年の来日で現在のタイトルに統一されました。
会場では、フェルメール初期の代表作『ディアナとニンフたち』や、レンブラントの『笑う男』なども公開。全長約20メートルの大型スクリーンでは、フェルメールの全作品を通して画家の生涯や描かれたモチーフをたどります。
■ミッフィーも真珠の耳飾り姿に!

メディア内覧会に登場したミッフィー
楽しみは名画だけではありません。展覧会の公式アンバサダーにはオランダ生まれのミッフィーが就任。少女の衣装をまとったミッフィーが内覧会に登場し、会場を沸かせました。人気漫画『葬送のフリーレン』とのコラボグッズも販売予定です。

大阪中之島美術館『フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日』エントランス
今回の来日は、所蔵館の改修工事に伴う臨時休館によって実現しました。作品の館外貸し出しは原則として行われておらず、次に日本で会える機会は見通せません。同展は、9月27日まで開催。少女のまなざしに自分だけの物語を見つけに、会場を訪れてみてはいかがでしょうか。


